<帰属理論> 帰属過程(attribution process) 帰属過程とは、自分や他人の行動に関して「どうして。。。 そうなったのか」・「どうしてそんな行動をとったのか」 などという疑問に対して原因がどこにあるかを判断し それを通して事象や、行動を解釈していく過程のこと です。 この帰属過程は下の二つに区別することができます。 ・内的帰属 内的帰属では行動の結果の原因をその人の性格 や能力などの内的なものに求めます。 ・外的帰属 外的帰属では行動の結果の原因を周囲の状況や 他者からの影響などの自分以外の外的な要因に 求めます。 <達成動機>(achievement motive) 達成動機とは障害を克服し、困難な物事を迅速かつ 立派にやり遂げるために努力しようとする動機のこと です。 |
・成功した場合→成功の原因を内的要因に求めます。。 。 ・・・・・・成功した原因は自分の能力や努力にあると 考えます。 ・失敗した場合→失敗の原因も内的要因に求ます。。 。 ・・・・・・失敗した原因は自分の努力が足りなかった だけだと考えます。 つまり成功した時には、自分の能力や努力が報われた、 または、自分にそれだけの能力があったと考えます。逆 に失敗した時は、自分が努力しなかったから失敗したと 考えます。その結果、何かに失敗した場面においても、 努力をしさえすれば能力はあるのだから次は成功すると と考え、困難に立ち向かうための動機付けが低下するこ とはありません。 <達成動機の低い人> ・成功した場合→成功の原因を外的要因に求めます。 ・・・・・・成功した原因は課題が簡単であったり、運が よかっただけだと考えます。例えば試験で良い 点数をとった時、その原因が自分の能力や努 力にあるとは考えずに、試験の問題が簡単だっ たと考えます。 ・失敗した場合→失敗の原因を内的要因に求めます。 ・・・・・・失敗した原因は自分の努力が足りなかった、 また、自分に能力がないと考えます。 つまり成功した時には、自分の努力が報われたとか、 自分に能力があったとは考えずに、その課題が簡単 であったり、運がよかったからだと考えます。逆に失敗 した時は自分が努力しなかったため、能力がなかった からだと考えます。その結果、何かに失敗すると自分 には能力がないからもう一度試みても成功しないと考 え、壁にぶつかった時に、それに立ち向かうための 動機付けが低下してしまいます。 |
このような理論から言えることは、私たちが日頃から前向き。。。。 な気持ちで生きていくためには、良いことがあった時にはその 原因を自分の中に見い出すこと。逆に失敗した時には、今回 はたまたまとか、天気が悪かっからとか、自分以外の悪い 要因が影響したと考えることです。ちょっと考え方を間違うと すぐに他人に責任をなすり付けるようなことにもななりかね ませんがその辺りは注意してください。^^ 要するに、成功した時はしっかり自分を褒めてあげて失敗して も自分には能力があるんだから次に向けて頑張ろうと思うこと が重要です。 |
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